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センチメンタルバリュー

あれは、確か去年の秋頃だったでしょうか…バー「八点鐘」のマスターと時計の話に花を咲かせていたら昔のチュードルを修理に出しているので戻ってきたらいただけるという話をしたことがありました。

チュードルというのはロレックスのディフュージョンライン(本家のテイストを取り入れながらより安価で市場拡大を狙う商品と言ったニュアンス)であり、チュードルはチュードルでかなり人気がある時計でもあります。

今年5月にその時計が修理から戻ってきたと言う話をブログに書かれておったのですが→http://hattensyo.blog57.fc2.com/blog-entry-519.html

その後そういった話もなかったので、きっと大事な思い出がこもっている物なんだからタイミングを見計らってでもいらっしゃるのだろう…なんて思ってるうちに忘れかけておりました。


ところが一昨日、韓国屋台料理「トラジ」へ行った時の話です。

マスターがいつもと違う腕時計をつけているなぁと思っていたら、それが件の修理から戻ってきたチュードルでした。
20100520203640878.jpg

上品な小薔薇に輪郭のはっきりした黒フェイス、そして柔らかなドーム状の風貌はまさしく1960年代のチュードル、レンジャーです。

マスターが、それに目をやったかと思うとおもむろに時計を外し…

「あぁ~、すっかり忘れていました。修理から戻ってきたのであげますよ~」

なんておっしゃるではないですか(@_@;)


そりゃ~嬉しくてたまらないのが当たり前ですが、そんな急に言われると逆に何だかもらってはいけないような気になります。。


英語ではセンチメンタルバリュー(sentimental value)と言いますが例えるなら他人には全く価値のない物が自分にはかけがいのない物ってあるじゃないですか。

小さな頃の写真だったり、昔の彼女からもらった小さな贈り物だったり、初めてのお給料の使い道だったり…

とにかくそういった一個人の中で大切な思い出とリンクしているものには必ずセンチメンタルバリューが存在しています。


このチュードルの場合、どうこういった経緯で購入をし、ずぅっと残してきた大切な1本であるという話も聞いておりますから、ただでさえ高価な物ですしそう簡単にいただくには荷が重過ぎます(^^;)

そこで、考えました。

自分にとっては父親みたいなマスターですから、自分もセンチメンタルバリューのある時計との交換をしようと思ったのです。


度々、ブログでは20歳の頃に留学していたという話を書いていますよね。

当時2001年でしたが、留学の最後に当時付き合っていた彼女とヨーロッパ各地を転々と旅していた時に一目ぼれした時計があるのです。

IMG_0388.jpg

世界で最も高い尖塔を有するウルム大聖堂がある、ドイツのウルム市のアンティーク時計店で購入したおそらく1970年代のオメガ・シーマスターです。

大切に使い続けて来ましたが、当時のベルトは数年前にひびが入ったので一昨年同系色のステッチが入ったシャークスキンのベルトに交換してからはケースにしまったままでした。

当時の時計店で購入した化粧箱そのものです。
IMG_0387.jpg

風防にも傷が少なく、文字盤の焼けもありません。
IMG_0385.jpg

耳を当てれば手巻き時計独特の柔らかい呼吸が聞こえてきます(^^)

これならば等価交換…とまではいかなくても、大事な時計をいただくことができる気がしました。


それで昨日は仕事が終わって料理長を家まで送り、何も考えず真っ直ぐに帰宅して、大雨の中にも関わらずせかせかと街へ急ぎました。


カウンターに座るなりマスターに化粧箱ごと時計をあずけましたが、話をしていくうちに普段マスターが使っている1970年代のロレックスか1960年代のチュードルかどちらでも好きな方を、という話になりました。


書くと非常に長くなってしまうので端折りますが、いずれにしても私からすれば怒涛の半世紀を生きてきたマスターの大切な時計には変わりありません…。


考えました。


結果、私の父のような存在である彼が新品で買って今までずぅっとはめ続けて来たというロレックスと交換させてもらうことにしました。


私よりも長い歳月を経て生き続けて来た時計とマスターの思い出を、継承した瞬間です。
IMG_0389.jpg

じ~ん…と込み上げて来る何か、がありました(:_;)


人生で初めて触ったロレックスが、コレで本当に良かったと思いました。。。

マスターに許しを乞い、私が死んだ時はこの時計と一緒に火葬をさせてもらいます。


なんか、男の友情ですね。


嬉しくて、カウンターのお客さん達とも盛り上がり、気がつけば帰宅したのは午前6時過ぎでした(笑)


☆当店は、月替わりで全国各地の郷土料理を紹介する和食居酒屋です。
美味しい生ビールからワイン各種、季節の和食、居酒屋メニューもたくさんあります。
また、アンチエイジングをテーマにした料理を開発&提供中です。
早い時間からゆっくり飲食を楽しんで頂けるよう、午後3時より深夜まで営業しております。

7月の店休日は、7日(水曜)、14日(水曜)、20日(火曜)、21日(水曜)、26日(月曜)の予定です。

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初代 of おんの字             (1981年生)

Author:初代 of おんの字             (1981年生)
Address:熊本市手取本町2-7
       和光ビル2F
Tel:096-352-2002

平成21年、熊本市中心部の大劇ビル傍『いちのいち通り三番街』にオープンした和食居酒屋「おんの字」です!月替わり全国各地の郷土料理、王道和食を中心に幅広く職人和食を提供しています。こだわりの生ビール・焼酎・地酒・ノンアルコールカクテル~ワインまで!水曜定休、営業時間につきましてはお電話でのご相談により従来通り15時から開店する事も可能です!宜しくお願いします!

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