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五観の偈(ごかんのげ)

こんにちは☆

天気の良い日が続きますが、黄砂の多い季節です。

今日はガソリンスタンドの前を通ったら、コイン洗車に長蛇の列が出来ていました(@_@;)

私は元々アパレルの人間ですから、高校の時から通っていたショップがあります。

3回程移転したお店ですが、高校時代から24歳までプライベートでも仲良く遊んだ店長がおりました。

いつものように服の話で盛り上がり、彼は残業があるからと私だけ早めに帰宅した翌日でした。

街中に用事がありましたのでいつも通りに店の前を通ると彼がおりません。

おかしいな、と思っていると当時のチーフが涙目で出てきたではありませんか…


「残念です…」


え!?

一瞬何が何だかわかりませんでした。


彼は前夜、雨の中自転車での帰り道に車にはねられていました。

昏睡状態のまま日赤に運ばれ、助かるかどうかもわからないとの事…。


それからしばらくたっても目覚めることはなく、そのショップの従業員と私とで入れ替わりながら様子を見に行く日々が続きました。


1週間後


彼の意識が戻ったという報告を受けました。

しかし、左大腿骨と左肩を骨折、左の頭を強く打ち強く出血していた為に“失語症”という病気になっていました。


失語症…

失語症は、脳こうそくや脳出血などの病気によって脳の言葉を話したり理解したりする言語野が破壊されたときに起こる障害です。

程度の差はあれ、聴く、話す、読む、書く、という言葉のすべての分野に障害がでます。


彼の場合、聴いているのかわからない(聞こえてはいるようでしたが…)、全く話せない・読めない・書けない、という症状でした。

私はほぼ毎日のようにお見舞いに行き、2ヶ月程たったある日にやっと彼の声を聴くことが出来ました。


それから当事は東京に住んでおりましたから戻らなければならないまでのそれから更に1ヶ月、また同じように毎日お見舞いへ行ったものです。


その彼が約半年ぶりに昨夜サプライズご来店でした。

あれから失語症に加えて骨折後の血の滲む様なリハビリ、加害者への訴訟、大変な日々を過ごしながら彼の心には変化があらわれ、アパレル業界(服業界)から足を洗い、彼の経験した失語症など言語聴覚に疾患をもつ患者さんを救う為に“言語聴覚士”になるため4年間学校へ通ったのです。

昨夜は、その卒業記念パーティーのあとのご来店でした(喜)


仕事が終わってから一緒にバー「八点鐘」へ行き、思い出話や最近のキャッチアップをしました。

今は後遺症でまだ早口では理解が出来ない時もあるようですが、普通に喋ることが出来るほどまで回復し、自己採点では言語聴覚士の国家試験も合格だったそうです!

本当におめでとうございます!!

今でも入院当初からの数ヶ月間の記憶は欠落しているということですが、退院してから哲学やスピリチュアルな世界にひかれるようになったのか、昨日までの4日間は福井県にある曹洞宗 大本山 永平寺へ座禅に行ってきたそうです。


卒業祝いにシャンパンをあけながら、永平寺の「五観の偈(ごかんのげ)」というものを見せてくれました。

IMG_32124.jpg



五観の偈(ごかんのげ)というのは、昔から今でも永平寺の修行僧たちが食事の前に大声で唱えている教えの事なのだそうです。

私たちが毎日何気なく食べている食事は、実は空腹を満たそうとする動物としての本能かまたは美食を求めてやまぬ愚かな人間の欲の現れなのか。

いやそうではなく私たちがいずれの時期に悟るであろうそれまでの生をつなぐための薬として、この食を頂かせてもらうのだ、というのがこの5つの偈(げ)の意味するところなのだそう。

こういった事が書いてあります…


※一には功の多少を計(はか)り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。

  → 一つ目には、この食事が調うまでの多くの人々の働きに思いをいたします。


※二には己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)つて供(く)に応(おう)ず。

  → 二つ目には、この食事を頂くにあたって自分の行いが相応しいものであるかどうかを反省します。


※三には心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。

  → 三つ目には、心を正しく保ち過った行いを避けるために、貪りの心を持たないことを誓います。


※四には正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。

  → 四つ目には、この食事を、身体を養い力を得るための良薬として頂きます。


※五には成道(じょうどう)の為の故に今此(いまこ)の食(じき)を受く。


  → 五つ目には、この食事を、仏様の教えを正しく成し遂げるために頂きます。


「いただきます」というのは、以前にも書きましたが「(命を)いただきます」という意味なのは良く知られているところですが、「おご馳走様でした」という意味は昨夜知りました。

「ご馳走様」という言葉は“馳せる”“走る”という文字から成り立っています。

生き物が生きていたとき、収穫されて誰かが食べられるように加工する時、流通の全て、調理の工程…全てにおいて皆が思いを馳せ、走っている、お蔭様でいただけたということなのだそうです。


今回のブログは長くなりましたが、食べたいものを食べられるという幸せなことに感謝をしながら今日も食事が出来たら幸せだなぁとお思いました☆


※明日と明後日は店休日となります

※3月の月替わり郷土料理は、山形県の「おやき」と熊本県の「一文字のぐるぐる」です。
☆当店は、月替わりで全国各地の郷土料理を紹介する和食居酒屋です。
美味しい生ビールからワイン各種、季節の和食、居酒屋メニューもたくさんあります。
早い時間からゆっくり飲食を楽しんで頂けるよう、午後3時より深夜まで営業しております。

3月の店休日は、1日(月曜)、8日(月曜)、15日(月曜)、22日(月曜)、23日(火曜)、31日(水曜)です。
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プロフィール

初代 of おんの字             (1981年生)

Author:初代 of おんの字             (1981年生)
Address:熊本市手取本町2-7
       和光ビル2F
Tel:096-352-2002

平成21年、熊本市中心部の大劇ビル傍『いちのいち通り三番街』にオープンした和食居酒屋「おんの字」です!月替わり全国各地の郷土料理、王道和食を中心に幅広く職人和食を提供しています。こだわりの生ビール・焼酎・地酒・ノンアルコールカクテル~ワインまで!水曜定休、営業時間につきましてはお電話でのご相談により従来通り15時から開店する事も可能です!宜しくお願いします!

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